リッツカールトンでイタリアン行ってきた話

マリオット系のホテルのレストランで値引きしてくれるクーポン貰ったのでちょうど母親が誕生月で、お祝いするために会社休んでランチに行ってきた。

最初、どこで使おうかなー?と考えてたけど、遠いのは嫌だし、家から一番近い京都リッツにした。割烹とイタリアンで悩んでイタリアンにした。結果的には料理も勿論、箱とかスタッフとかほんと良かったけど、パークハイアットのKYOTO BISTROの方が好きかな~。でも、母親すごく喜んでくれたので良かった。では行ってみよう。

 

タクシー降りたらこんな感じ。去年の5月連休に思いつきで泊まってから1年ぶりに来た。その時のことはブログ書くのサボったけど。

雰囲気、どことなく高級レジデンスっぽいと思う。

 

f:id:mahironnn:20230714222857j:image
f:id:mahironnn:20230714222901j:image

 

館内は曇り空も相まって全体的に暗いけど、7月の中旬にはいい感じに冷たくて良い。

f:id:mahironnn:20230714222924j:image

 

ソファー席に通してもらう。ここ、チェックインで利用するラウンジ的スペースだとばかり思ってた(前来た時がそうだったので。チェックインに1時間かかった)。

雰囲気いい!暗いけど。

f:id:mahironnn:20230714223226j:image

 

スターターラインナップ。1ドリンク付きのコースにした。
f:id:mahironnn:20230714223222j:image

f:id:mahironnn:20230714223406j:image

 

ノンアルの泡。シードルっぽかった。

母親はシャンパン飲んでた。

 

f:id:mahironnn:20230714223354j:image

 

前菜はトマトのパンナコッタと、マグロのタルタル。パンナコッタ、トマトの酸味がパンナコッタと合わさっていい感じだった。マグロは印象が非常に薄かった。

f:id:mahironnn:20230714223532j:image
f:id:mahironnn:20230714223529j:image

 

イカスミのタリアテッレ。これはとっても良かった!麺に練り込んであって、ソースに使ってる訳では無いから口の中に黒いのが付かない。

でもソースにイカの魚醤が使ってあるから味はちゃんとイカスミのパスタ。レアのイカの切り身と、その上の砕いたピスタチオが味も見た目もいいアクセントになってた。

f:id:mahironnn:20230714223548j:image

 

お魚は鯛だった。クリーム系のソースもいい感じだったけど、付き合わせに出てきたリコッタチーズをズッキーニで巻いたのがすごいおいしかった。

f:id:mahironnn:20230714223802j:image

 

メインの牛肉。十勝牛らしい。大きい方はほどほどに硬さもあって中々良かったんだけど、左上の小さいキューブ...頬肉は脂がくどくてちょっとしんどかった。

f:id:mahironnn:20230714224118j:image

 

ピエールエルメからケーキ&アイスが来て紅茶飲んで終了。茶色いのはゼリーで、絡めて食べる。結構甘くてしんどかった。

怒られるかもしれないけど、ピエールエルメ、苦手かもしれない。マカロンもそんなに...アフタヌーンティー食べた時もちょっとくどかったし...

f:id:mahironnn:20230714224348j:image
f:id:mahironnn:20230714224344j:image

母親の分にはお誕生日プレートつけてもらった。

f:id:mahironnn:20230723125059j:image

 

 

お料理はそんな感じ。スタッフも丁寧でよかった。箱は言わずもがな。

ただ...客層はちょっとしんどかったかも。ずっとお金の話をしてた隣の人、追加で頼んだパスタ啜ってたし。その人帰る時にホテルの入口の喫煙所でタバコ吸いながらでっかい声で喋っててあーあってなったし。

それはともかく、4人組の全員ディオールのトートバッグ持ったファビュラスな京都マダムとか、米国から来た風の金持ちファミリーとか、そういう人がいる空間にたまに行くのはいいですね。

自分は庶民だが、定期的に武装してああいうところに乗り込んで違う世界線の空気を吸うことは自分の"センス"を高めるのに悪くないと思うんだよな。世界には色んな楽しみがあって、ああいう場所も、餃子の王将も、街の立ち飲み屋も、全部違った良さがあってそれぞれに良いんだよ。どれかだけなんて勿体ない。

 

そんな訳でホテル泊まりたいし旅行に行きたい。絶対倒そう、社労士。

 

都市迷宮、堆積、蘭の香り/リッツカールトン大阪2022.01

 

f:id:mahironnn:20220117132405j:image

 

南太平洋の島国で起きた火山噴火の影響か、低気圧による頭痛で午前4時に叩き起されたその日は、私がずっと待ち望んだ日でもありました。

痛み止めを服薬し、落ち着いたのが午前6時。そこからしっかり眠り、家事を済ませ、住まうこの街を走る女子駅伝の選手たちを見送ってから私は家を出ました。目的地はリッツカールトン大阪。2021年の年始に諸事情により泣く泣く宿泊を諦め、指折り数えて辿り着いたそのホテルです。

 

館内への入口は数多くあります。車寄せのある正面玄関が最も有名でしょうが、ここは大阪市北区梅田。インターネット上でダンジョンと称されるような、広大な地下街と高層ビル群で構成された立体感のある迷宮都市です。そんな街ですから、リッツカールトンもまた、地下からのアクセスが可能です。

西梅田の端、駅の構内からファッションビルを抜けたコンコースの先に地下玄関があります。

f:id:mahironnn:20220117133303j:image
f:id:mahironnn:20220117133300j:image

 

エレベーターに乗りこみロビー階へ。華やかなジョージアン様式のフロア全体に、薄らと香る蘭の匂い。

あえて見通しが悪くなるよう造られているのか、歩いていく行き先が分かりません。入り組んだ構造で迷うと言われていますが、本当に迷いそう。

初めて宿泊するホテルはいつだってドキドキします。緊張は期待と興奮の裏返し。感覚を頼りにレセプションへ。

f:id:mahironnn:20220117133651j:image
f:id:mahironnn:20220117133654j:image

 

チェックインを済ませたあと、ベルスタッフからいただいた提案に乗っかり、お部屋に向かわず荷物を先にお願いして、買いたいものがあったので1階のショップへ向かいました。

何を買ったかは後々……。

 

シャンデリアに絵画、茶褐色の大理石。至る所へ豪奢さを記号的に散りばめたこのホテルは、まるでファンタジーの世界。ここが日本の都市の一角にあることを忘れさせるほどの空間の密度を持っています。

f:id:mahironnn:20220126223842j:image

f:id:mahironnn:20220126223704j:image

 

時間も認識も歩む行き先も惑い、空間にのみ陶酔する感覚。都市迷宮に独立して発生したダンジョンのよう。
f:id:mahironnn:20220126223708j:image

f:id:mahironnn:20220126224139j:image

 

 

今回のお部屋は36階のスカイビュージュニアスイート。65平米。広々としています。

写真を見る限りや想像の中ではもっとコッテリとしたインテリアコードでしたが、実物は存外落ち着いています。ここでもほんのり香る蘭の匂い。

華奢で小綺麗、そんな言葉がしっくりくるそんな空間です。

f:id:mahironnn:20220117135947j:image

f:id:mahironnn:20220117140141j:image

f:id:mahironnn:20220117170255j:image

 

滞在中はこの青いソファと、ライティングデスクの椅子と、半々くらいで座っていました。

f:id:mahironnn:20220127003751j:image
f:id:mahironnn:20220127003755j:image

 

お部屋からは梅田北側のスカイライン。グランフロントやスカイビル、その横にはWESTIN大阪が見えます。

f:id:mahironnn:20220117154428j:image

うめきた2期建設予定地をはじめとして、所々に建設中の建物が見えます。破壊、創造、再構築。都市は生き物だと感じる瞬間。

 

この日の夕食は5階にある中華料理・香桃へ。

お筝の生演奏が聴けます。

スターティングメンバーはこちら。

f:id:mahironnn:20220117170741j:image

全体的に醤油ベースの料理が多かったです。

塩分強め、お酒によく合うと思います(私はお茶を飲みましたが)。

 

f:id:mahironnn:20220117171009j:image

こちらは沖縄産のスジアラという高級魚の蒸しもの。味と食感は鯛に似ていて、脂が乗っているのにすっきりとした味わい。餡掛けは少し辛め。


f:id:mahironnn:20220117171013j:image

メイン料理のエビのココナッツカレー煮。辛さ控えめだけれど香るスパイス。エビは肉厚でおいしい。


f:id:mahironnn:20220117171016j:image

〆の麺類、ニラとチャーシューの煮込み麺。焼きビーフンのような食感。夢中になる味わい。


f:id:mahironnn:20220117171020j:image

プーアール茶。キャンドルで加熱しています。

 

香桃がある5階は館内のレストランの多くが集結しています。

入り組んだ構造は館内案内図の通りです。

伝わりますか?一本道なんです。

f:id:mahironnn:20220117172231j:image

さながらダンジョンの中に築かれたレストラン街、と言ったところでしょうか。

...しかし、どこを切り取っても絵になりますね。

f:id:mahironnn:20220117172451j:image

 

食後は腹ごなしにお外へ散歩に。

夜の都市迷宮を歩きます。

f:id:mahironnn:20220117172920j:image

 

ずっと昔、まだ学生だった頃になにかの用事でこの辺りに来たことを思い出しました。ハービスの近隣に屋外喫煙所があって、そこでマルボロを吸った記憶があります。

f:id:mahironnn:20220117173052j:image

f:id:mahironnn:20220117172935j:image
f:id:mahironnn:20220117172941j:image

 

一時期、通勤や外出でほぼ毎日梅田に向かっていました。夜の梅田は何年ぶりでしょうか。

当時は、良い時間......よりも悪い時間のほうが多かったですね。ただ、その時の苦しみの積み重ねの結果として今があります。

f:id:mahironnn:20220117172927j:image
f:id:mahironnn:20220117172931j:image

 

強い風もなく厳しい寒気もない。夜は青く玲瓏に冷めています。

「あの日から頑張ってきて今日に辿り着いた。ここまで来れるとは思っていなかった。これからももっと努力を重ねて、今と違う景色を見たい」......そういうことを考えていました。

f:id:mahironnn:20220117172938j:image

 

想像していた未来とは違う未来に流れ着いてしまいましたが、その代わりに自分のポテンシャルに気づけたこともあります。

いま手にしているものと、過去欲していたもの、その両方を手にすることも出来るかもしれません。コストをかけることを惜しんだり、時間を無駄にしてはいけません。

f:id:mahironnn:20220117172923j:image

 

人は時間を積み重ねることで強くなると私は思っています。それは街もそうでしょうし、ホテルもまた然りでしょう。今日初めてここを訪れた私以上に、それはこのホテルと人生の中で長い繋がりを持った人々はより感じているはずです。
f:id:mahironnn:20220117172917j:image

 

少し話が逸れたかもしれません。

部屋に戻るとターンダウンが済ませてありました。

f:id:mahironnn:20220126225522j:image
f:id:mahironnn:20220126225525j:image

枕元にはチョコレート。残念ながら私は頭が痛くなるので口に出来ません......。

 

このホテルの客室のもうひとつの魅力は、ウエットエリアにあるように思います。

白く華奢。

f:id:mahironnn:20220126224427j:image

 

バスタブの反対側にはシャワーブースがあります。

特筆すべき部分があるわけではないのですが、ここでお風呂に浸かりながらウエットエリア全体を眺めると大変幸せな気分になりました。品のある設えがそうさせているのでしょう。
f:id:mahironnn:20220126224436j:image

 

3種類のバスソルトが備え付けられています。
f:id:mahironnn:20220126224433j:image

ホテルに泊まる時、私はほとんどの場合、宿泊当日の夜と朝に1回ずつ入浴するようにしているのですが、今回もそのようにしました。

どれとどれを使ったかは内緒です。片方は気に入りましたが、次回訪れる際には泡が出るものを持ち込もうかなという思いです。

 

 

入浴を済ませ、髪をタオルで巻き、バスローブを羽織ります。

冷蔵庫で冷やしていたグラスと水を取り出し、勢いよく注ぐと、アイスボックスから取り出したばかりの氷はパキパキと音を立てます。

火照った身体を通り抜ける流水をそのまま飲み干すと、冴えてきた眼前には西の不夜城梅田が広がります。見上げてばかりであったビル群は、いまや手が届くところまでに。

f:id:mahironnn:20220126230140j:image

 

小腹がすいてきたところで、冷蔵庫からこんなものを取り出してみました。幸せの黒い箱。

f:id:mahironnn:20220126225337j:image

 

実はチェックイン直後、1階にあるグルメショップでケーキを買っていたのです。

クリームデニッシュとイチゴのショートケーキ。

f:id:mahironnn:20220126225334j:image

 

このクリームデニッシュですが、抜群においしいんです。

中は甘すぎず重くないクリームがたっぷり。外の生地はふんわりデニッシュ。

見た目も味も、シュークリームとマリトッツォのいいところ取りとでもいいましょうか。

値段もお手ごろなので、宿泊せずとも近くに寄った際は是非買ってみてください。本当にオススメです。

f:id:mahironnn:20220126230848j:image

 

ぐっすり寝た翌朝、少し早く目が覚めました。

いつもカーテンを少し開けて眠るのですが、

ベッドの上からは射し込んだ朝の光でライティングデスクが青く鈍く見えました。

f:id:mahironnn:20220126231127j:image

 

その後、いつも通り朝風呂を行い、少し遅めの時間に朝食へ。

1階にあるイタリアンレストランのスプレンティードを会場として開放しています。

f:id:mahironnn:20220126231328j:image
f:id:mahironnn:20220126231331j:image

オーダーメニューはエッグベネディクトにしました。次の滞在ではトリュフオムレツを試してみたいと思います。

新鮮な野菜とフルーツ、良質なタンパク質。

朝食を食べる習慣がほぼないので、炭水化物はなし。釜で炊いたと思われるご飯や数種類のパンがありました。

写真には撮っていませんが、スプレンティードの内装はかなり好みです。いつか朝食だけではなく普通の食事でも訪れてみたいと思いました。

その後は部屋でゆっくりと過ごし、13時にチェックアウトしました。

 

 

総じて満足度の高い滞在となりました。

1年越し......正確には行きたいと思って数年後の宿泊であり、個人的な思いも重なっているからかもしれませんが、正直、これまでの人生で一番楽しかった滞在のようにも感じています。

 

現実から離れて忘我していたとでも言えばいいのでしょうか。あの絢爛豪華な、しかし窮屈になりすぎない空間に完全に魅了されていました。それは過剰に畏まり過ぎない、しかし丁寧でかつ気配りを忘れないスタッフが作る空気感にもよるものでしょう。滞在中、館内で声をかけられる度に、適度にこちらを見てくれてるという感覚を覚えていました。

 

梅田という迷宮都市、ひいては大阪を代表するこのホテルは、今年で開業から25年になります。その地位や評価が今日までずっと続いているのは、それ相応の理由があるからだということを身をもって理解しました。

たしかに建物の造り自体に古さを感じる面もあります。しかし、それすらもある種の威厳や魅力に転じているように思いましたし、それはこれからも続いていくでしょう。

 

良いホテルは宿泊後にある種の余韻が残る、と評した文章を読んだことがあります。果たして私の鼻腔の奥には、未だありありと、蘭の香りを思い起こすことが出来るのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明と暗、ふたつの顔/コンラッド大阪 2021

お元気ですか?私は元気です。

久々にブログ書いていきます。

そういえば今年はまだ1回しか書いてなかったんですね。

 

さて、今回はヒルトングループ最高峰のコンラッド大阪に宿泊してきたので、その記録を。

これもちょっと前の話ですが……

 

f:id:mahironnn:20211020201632j:image

 

大阪府大阪市。皆さんご存知かと思いますが、この街は大きく二分すると、

高層ビルが林立する梅田を中心としたメガロポリス"キタ"と、

グリコの看板でお馴染みの心斎橋・難波を中心とする繁華街"ミナミ"で構成されていて、その外殻に幾つかのエリアが形成されています。

今回宿泊したコンラッド大阪は、その"キタ"と"ミナミ"の緩衝地帯である"中之島"に位置しています。

中之島。その名前の通り、川の中洲にあたるエリアです。高層オフィスビルが並び建ち、両岸にもタワーマンションが軒を連ねています。

 

この辺一帯、川向うキタ寄りの堂島やミナミ寄りの淀屋橋や北浜近隣を含めたこの周辺は、元々市役所や証券取引があったりしたエリアなので古い洋風の建物が多くあり、川辺に聳えるビル群の合間を歩いていくと中々風情がある都市景観を楽しめます。

f:id:mahironnn:20211021234614j:image
f:id:mahironnn:20211021234617j:image

f:id:mahironnn:20211021195706j:image

 

開幕から早々に話が逸れてしまいました。

キタ側に目を向ければリッツカールトン大阪やインターコンチネンタル、ミナミ側に目を向ければセントレジスやW大阪。

しかしこの中之島近隣にはほかにリーガロイヤルホテルがあるくらいで、コンラッド大阪ひとつが外資高級ホテルとして君臨しています。

 

数年前に同じヒルトングループのヒルトン大阪に滞在した際、少々疑問を持つような経験をしたことがあります。さて、コンラッドの実力は如何に?

 

京阪電車渡辺橋駅にて降車。オフィス街の地下空間は平日は人々が行き交いお店も開いていますが、日曜日はシャッター通りです。

直結通路があり、地下3階から一気にエレベーターで地上に上がります。

1階のエントランスホールは白と茶色のモノトーン色調。天井が高い以外に、特段普通のオフィスビルと変わりません。......なるほど?

室内には数人のベルスタッフが待機しており、私の用向きを尋ねるや否や素早く荷物を預かり、数言話す間にエレベーターが到着していて、乗り込んだ私に向かって扉が閉まるまで皆で深々と最敬礼。

あまりの手際の良さと丁寧さに唖然としていると、星空を想像させる黒く暗い、少し圧迫感のあるエレベーターの中は淡い黄色の香りが漂っています。ベルガモットジャスミン、レモン……細くて品のあるその匂いを嗅ぐうちに、これからの時間への期待と緊張で思わず嘆息します。

 

 

やがてエレベーターは開き、フロントのある地上40階へ。目の前に広がるビル群の織り成す白いスカイラインの開放感と明るさ、先程までの重苦しい圧力との対比に呆然としながら待機していたスタッフに先導され、

雲の巨人を思わせるバルーンアート風神雷神像の合間を抜けてレセプションへ。

f:id:mahironnn:20211021231703j:image
f:id:mahironnn:20211021231707j:image

ここまで終始圧倒されつつ、チェックイン完了。

40階にはロビーラウンジや直営レストランも居を構えているので宿泊客以外の滞在者も多く、日中の写真を殆ど撮れていないのが悔やまれます。

 

宿泊者用のエレベーターはカウンターの奥。きちんと棲み分けがなされています。これまた暗い星空の回廊を抜けて、36階のお部屋へ。

 

f:id:mahironnn:20211021232546j:image
f:id:mahironnn:20211021232543j:image

 

 

西向きのキングデラックスルーム、50平米のこのお部屋は入室して右手突き当たりにトイレ、左手の回廊を進むと居室エリアになります。

想像よりずっと天井が高く、4mはあるでしょうか?まず目に入ってくるのは、その上から下まで広がる一面の窓。隣のビルの向こう側には、大阪の街並み、その先には京セラドーム、海遊館の観覧車、私の大好きな南港の影も見えます。

f:id:mahironnn:20211021233542j:image

f:id:mahironnn:20211021233619j:image
f:id:mahironnn:20211021233615j:image

 

窓側からみたお部屋はこんな感じです。

f:id:mahironnn:20211022002036j:image

 

一番スタンダードなお部屋でもダブルシンク

円形のバスタブは入浴していて独特の気持ちよさがありました。ただ、備え付けのバスボムは存在に気づかずに使わず仕舞い。勿体ないことをしました。お土産に持って帰ったので、次回、どこかのホテルで使おうと思います。

f:id:mahironnn:20211022002210j:image
f:id:mahironnn:20211022002213j:image

 

一通り部屋を見て回ったあと、荷物の搬入も終わった頃、突然部屋の電話が鳴ります。

何かミスがあったのかな?出てみると、レセプションでチェックインを担当してくれたコンシェルジュからで、「部屋に不便がないか?」を尋ねるフォローの電話でした。

またもや驚いてしまいました。

私の経験値が少ないから何処でもこのようなサービスがあることを知らないだけでしょうか?

この電話はホテル側から大切にされていると感じて嬉しかったです。

 

部屋の奥にあるラウンドのデスク。滞在中はこの椅子を反対側に向けて、窓の外が見えるようにして作業をしていました。

ベッドサイドのBOSEにではずっとFuture Houseをかけていました。都会のホテルに泊まると、そういう音が欲しくなります。

f:id:mahironnn:20211021235520j:image

f:id:mahironnn:20211021235524j:image

f:id:mahironnn:20211022192953j:image

 

 

サイドボードにはミラーが仕込んであって、化粧台に変化します。

私は、オレンジ色の光の下だと化粧が出来ません。ホテルのドレッサーには暖色照明が設置してあることが多いので、この女優ミラーの白色灯には助けてもらいました。f:id:mahironnn:20211021235527j:image

 

 

ベッド側はこんな感じです。

カウチソファは硬め。沈むタイプが好きじゃないのでこれは○

f:id:mahironnn:20211022192459j:image
f:id:mahironnn:20211022192456j:image
f:id:mahironnn:20211022192502j:image

 

そういえば、ベッドの上に誰かいますね……?

f:id:mahironnn:20211022193142j:image
f:id:mahironnn:20211022193139j:image

このホテルのお友達、コンラッドベア&コンラッドダックです。こんにちは!

うちの子になったので、次の日、一緒におうちに帰りました。

 

 

このホテルは演出がとても上手ではあるものの、決して雄弁ではないと思います。

ただ、自分がどう在りたいのかを簡潔に、そして強く語るのにとても長けている気がします。

f:id:mahironnn:20211022000553j:image
f:id:mahironnn:20211022000600j:image
f:id:mahironnn:20211022000557j:image

同じ構図でも時間の経過で表情が変わるように、このホテルは雲の間に聳える荘厳な昼の顔と、夜の煌めきに漂う華やかな夜の顔を同時に持っているように感じました。

f:id:mahironnn:20211022001056j:image
f:id:mahironnn:20211022001105j:image
f:id:mahironnn:20211022001103j:image
f:id:mahironnn:20211022001059j:image

……つくづく、昼間の写真があまり無いのが悔やまれます。

 

この滞在の食事ですが、

夜はルームサービスで、朝は朝食付きのプランだったので40階の直営レストランで食べました。

f:id:mahironnn:20211022193542j:image
f:id:mahironnn:20211022193534j:image
f:id:mahironnn:20211022193539j:image
f:id:mahironnn:20211022193547j:image

スタッフのオペレーションも問題なく、お料理もおいしかったです。

ただ、朝食会場で他の滞在者、隣の先に座っていた方々からとても不快な思いをしたと、それだけは申し添えさせてもらいます。

決して安い宿泊料金を支払っている訳では無いのに、ああいう他人を見世物にするような言動をされると最悪な気分でしたし、同時に私のレベルが足りてないんだなと実感しました。今後、朝食はインルームに振替しようと思います。

 

その二人に限らず、正直に言うと、客層はあまり良くないのかなと思いました。私もその悪い客層の一部かもしれないのであまり多くは語りませんが、特に日中のカフェ利用の時間帯はすごく……都会特有のお客様が多いなあと感じました。ソフトもハードも素晴らしかったのでそこだけが残念です。

ただ、それもこのホテルの二面性を表しているような気もしますので、よく言えば魅力なのかもしれません。

 

13時のレイトチェックアウトを頂いていたので、朝食後もしばらく作業をして退室。

偶然でしょうが、レセプションのコンシェルジュはチェックイン時の担当と同じ方でした。

最後まで丁寧に対応してくれた彼女に朝食会場での悪い気分を引き摺っていた私は少し救われて、家路に着きました。次に来る時はもう少し強くなってから来ようと。

 

最近は同じホテルにばかり泊まることが多かったので、新鮮で良かったです。やはりホテル遊びはいいですね。

ロイヤルホストがネットで売ってる冷凍食品を堪能した話

こんにちは。

みなさんお元気ですか?私は元気です。今日もごはんがおいしいなあ。

しかし、寒かったのに急に春になっちゃいましたね。まだ2月なのに最高気温18℃ってなんやねん。

今年の京都は凍ったり雪が降ったりということもないんですが、1番寒かった日には九州の実家のほうは積雪で車が使えなくなり、家族は歩いて仕事に行ったそうです。

また寒くなるのでみなさんも冷えで体調を崩されないようご自愛ください。油断大敵。

 

さて本題に入りましょう。

みなさん、ロイヤルホストってご存知ですか?ファミレスの。......ええ、他のお店と比べて少しお高めのファミリーレストランの。

では、ロイヤルホストが冷凍食品を通販してるのはご存知ですか?

 

そう、ロイヤルホストには通販部門があるんです。その名も、ロイヤルデリ。

「いつでもレストランの味を楽しめる」をコンセプトに、定番洋食からエスニック料理まで幅広い種類のフローズンミールを販売しています。

 

f:id:mahironnn:20210109141928p:image f:id:mahironnn:20210109142510p:image

※公式 https://www.shoproyal.jp/shop/c/c10/

 

種類は70~80ほど。目移りしちゃいますね。

5000円以上注文で送料無料です。

今回の記事では、ホテルの話はおやすみしてこのロイヤルデリで盛大に楽しんだ話を書いていきます。

 

 

 ◇注文することになったきっかけ

ある日、ロイヤルホストに行ったTwitterのフォロワーが、久しぶりに行ったらおいしかった!と絶賛してたのを見たとき、ふと、

ロイヤルホストって通販やってるの?」と疑問に思って調べてみたら、ロイヤルデリのことを認知したのがそもそものきっかけです。

丁度その頃、TIPSTARという競輪アプリで数千円の臨時所得があり、使い道を模索していたので、「ああこれ注文して食べたらブログ記事になるなあ」と思いついたので実際にやってみることにしたというのが事の次第です。

 

◇実際に注文してみよう!

  こんな感じで普通に購入できます。

f:id:mahironnn:20210109144113p:image

注意点としては注文してから1週間ほどかかる、ということぐらいでしょうか。

 

 商品はこんな感じでクール便で届きます。

f:id:mahironnn:20210109144253j:image
f:id:mahironnn:20210109144250j:image

注文内容にもよると思いますが、少し量が多いので、特に単身用の冷蔵庫を使っている人は、事前に冷凍庫を整理しておくことをオススメします。

 

 

◇ロイヤルデリを食べてみよう!

今回私が注文したのは全9品。併せて食べたものもあったので、記事の内容としては全7食になります。感想と一緒に個人的なオススメ度も併記していきます。

 

 1.スリランカチキンカレー

   (個人的オススメ度★★★☆☆)

  まず最初に食べたのがこのスリランカチキンカレー(https://www.shoproyal.jp/shop/g/g1622/)

f:id:mahironnn:20210109145135p:image

  クリーム感のある独特のまろやかさが特徴ですが、ロイヤルデリのスリランカカレーも、それに漏れず、ココナッツミルクの味わいがしっかり感じられてとてもおいしくいただけました。チキンもしっかりと入っています。

 

f:id:mahironnn:20210109145405j:image

※私はサフランライスと併せて食べました。

 

辛さ表記では 5段階中3段階目で比較的辛いものという扱いでしたが、別段辛さを感じることもありませんでした。

中々楽しめたのですが、ただ、これは無印良品でも買えるかな?というのが正直な感想なので、オススメ度を少し低めにしています。

 

2.欧風ビーフカレー

   (個人的オススメ度★★★★☆)

2食目は欧風ビーフカレー

(https://www.shoproyal.jp/shop/g/g1602/)

公式にも「玉ねぎ、りんご、トマトなどの甘味を活かしたロイヤル伝統の欧風ビーフカレーです。」と書かれているように、しっかり煮込まれてるのを感じるカレーでした。コクの中に甘さがありました。サイコロ状の牛肉が入っています。

f:id:mahironnn:20210122232606j:image

※1切れだけ、タンのような肉がありました

 

辛さ標記では先述のスリランカチキンカレーより落ちる、5段階中2という扱いでしたが、こちらの方が辛いなという印象でした。

正直、これについてはさほど期待してなかったのですが、中々おいしくて驚きました。もしもレストランでカレーを注文した時にこのカレーが出てきたら、期待を上回る味だなという感想を持ちました。費用(580円)も鑑みた時、かなりオススメだなと思います。

 

 

3.ハーブチキングリル

   (個人的オススメ度★★★☆☆)

4.リガトーニ ~ローマ風カルボナーラ

   (個人的オススメ度★★★★★)

 

3食目はハーブチキングリルとリガトーニです。

(https://www.shoproyal.jp/shop/g/g1652/)

(https://www.shoproyal.jp/shop/g/g1644/)

まずはチキンのほうから。

f:id:mahironnn:20210122233500p:image

f:id:mahironnn:20210122233504p:image

公式にも載っていますが、レンジで温めた後にフライパンで焼いたらいい感じです。カリッと仕上げると食感が楽しめます。

味の方ですが、シーズニングがしっかりまぶして合って、特にコリアンダーの風味がよく効いています。

 

f:id:mahironnn:20210122233948j:image

※パウチはこんな感じでした

 

ただ、これも代替品はあるかな、という印象で、特筆して良かったという訳では無いなと言うのが個人的な感想です。十分美味しいのは間違いないので、値段も踏まえると悪くない味でした。

 

f:id:mahironnn:20210122234116j:image

※スパイスが効いたチキングリルと、

物凄くおいしかったリガトーニ

 

続いて、リガトーニです。

f:id:mahironnn:20210122234046p:imagef:id:mahironnn:20210122234051p:image

見た目は大きめのマカロニ。公式曰く、「グアンチャーレ(豚ほほ肉の塩漬)やペコリーノチーズを使用した本場仕立てのカルボナーラ」とのこと。

正直ちょっと驚きました。卵黄と生クリームで作ったカルボナーラではなく、チーズで作られたチーズ好きのためのカルボナーラでした......。

とにかく濃厚なチーズの味が強い。しかしそれでいてくどくない。

私は黒胡椒を振っただけだったのですが、推奨されているようにペコリーノをすりおろしたり、あるいはパルメザンでいいからチーズを振るべきでした。

もしかしたら茹でたあとに、刻んだベーコンを炒めたフライパンに入れて馴染ませるともっとおいしくなったかもしれないな、と。

というか、あんまりおいしすぎたので、これ2人前買って後先考えず食べたいと本気で思いました......。

(注:私はこの日、お酒を飲んでいました。記憶があいまいです)

 

5.ティラミス

   (個人的オススメ度★★★☆☆)

(https://www.shoproyal.jp/shop/g/g1652/)

5食目、というかデザート枠でティラミスも注文してみました。

f:id:mahironnn:20210123210240p:image

実物ですが、2食分くらいを想像していたので、結構大きくてびっくりしました。

f:id:mahironnn:20210123210321j:image
f:id:mahironnn:20210123210324j:image
f:id:mahironnn:20210123210328j:image

味は普通のティラミスです。

注意点としては、冷凍スイーツにはよくあることではあるんですが、事前に冷蔵庫に移して解凍しておきましょう。

 

f:id:mahironnn:20210123210537j:image

※体感ですが4食分ぐらい?

味はコストコのほうが好きです。

 

 

6.ブール

   (個人的オススメ度★★★☆☆)

(https://www.shoproyal.jp/shop/g/g1669/)

7.ビーフシチュー

   (個人的オススメ度★★★★☆)

(https://www.shoproyal.jp/shop/g/g1604/)

 

4食目はフランスの丸いパン、ブールとビーフシチューです。

まずはブールから。

f:id:mahironnn:20210212221440p:image

冷蔵庫で一旦解凍、その後電子レンジやオーブンで温めて食べます。

外はパリッとしてて中身はふんわりしてます。

普通においしいパンです。それ以上でもそれ以下でもない。

 

f:id:mahironnn:20210212221852j:image

ビーフシチューには人参とペンネパスタを追加しています

 

続いてビーフシチュー。

f:id:mahironnn:20210212221937p:image

ブイヨンと赤ワイン、そして肉の味が凝縮されています。本当に濃厚です。

ここまで食べてきて思ったんですが、ロイヤルデリは特に洋食のソース系に強みがあるな、と......。

これも例に漏れずしっかりおいしかったんですが、味だけは満点付けられるくらいなんですけど、ひとつ致命的な問題があります。

このビーフシチュー、具がサイコロの形成肉しか入っていないんです。

なので、ビーフシチューとして食べる場合は、自前で人参やブロッコリーなんかのソテーを用意して混ぜ合わせる、というひと手間が必要です。

誰でも簡単に出来るかといえばそうでは無いので、そこを考えて満点はつけませんでした。

ただ、公式サイトで推奨されているように、パスタソースとして食べた場合、間違いなく満点だと思います。

その時はフェットチーネのような平打ち麺がすごく合うだろうな......と思います。ただ、あんまり贅沢すぎて正直気後れしちゃう気もしますが。

というかそもそもの話、ロイヤルデリはアレンジ前提での販売なのでは.....?

 

8.鶏肉ときのこのクリームパスタ

   (個人的オススメ度★★★★★)

(https://www.shoproyal.jp/shop/g/g1665/)

f:id:mahironnn:20210214125332p:image

Twitterをフォローしていただいてる皆さんはご存知かと思いますが、私は結構、クリームソース+なにかの煮込みとか、なにかのソース+鶏肉、みたいな料理を作るんですけど、そこそこ味には自信があって、だからこそ、ロイヤルデリがどれくらいの味をみせてくれるのかな?という興味があってこれを注文しました。

 

結果を先に言うと最高でした。

f:id:mahironnn:20210214125644j:image

助演男優賞ドライトマト

 

クリームソースの濃厚さも勿論ですが、ボルチー二がよく効いていて風味が最高です。具も結構入っていて、キノコはしめじ/エリンギ/マッシュルームの3種、そしてなんといってもドライトマトの酸味が抜群のアクセントになっていました。

正直今回の中で一番おいしかったかもしれません、人に勧めるならこれを選びますし、自分もまた買うと思います。

感想がシンプルなのはそれだけおいしかったということです、これは本当にイタリア料理店の味でした。

 

 

9.パッケリ ~海老のクリームソース~

   (個人的オススメ度★★★★☆)

(https://www.shoproyal.jp/shop/g/g1610/)

f:id:mahironnn:20210214130201p:image

 

お餅みたいな四角いパスタ、パッケリ。エビのトマトクリームソースでいただきました。

これも濃厚でおいしかったです。やっぱりロイヤルホストはソースの使い方が上手なんだと思います。

 

感想がシンプルなのは理由があります。

公式サイトには、「加熱した海老やカニをトッピングして、より豪華に!」と書いてあったので、ここまで色々な料理を食べてきて"分かった"気がしてきた私は、これに手を加えてこんな感じにしました。

 

 

f:id:mahironnn:20210214130532j:image

※もはや別料理

 

1晩漬け込んだガーリックシュリンプを、ジェノベーゼペーストでペンネと炒めたものの上に投入しました。

すごくおいしかったんです。おいしかったんですけど、ちょっとガーリックが強すぎてパッケリが負けてしまい……。

だから感想が薄くなってしまいました。薄いのは味つけの方がよかったのにね。いまのなし。

 

 

◇感想

全9品を堪能しました。

また注文すると思います。

 

アレンジ前提の料理もあるため、全てをそのままおすすめするわけではありませんし、5000円未満は送料がかかるため、無料で注文しようとするとそこそこの量になって場所もとるため、そこらへんは考え方かと思います。

 

私は1週間かけて毎日食べたんですが、クリスマスの時期だったこともあって、連日ワクワクしていました。華やかな気持ちになってよかったです。今年もしようかな。

 

以上、去年の年末の出来事を2月になってようやく書き上げました。

 

おしまい。またね。

 

 

 

 

 

グランドハイアット福岡 宿泊記(2020.11.10~11.12)

福岡市は博多区にあるグランドハイアット福岡に宿泊してきたので、今回も宿泊記を書いていこうと思います。4travelで書けよって声が聞こえてきそうですが......。ひとまず、前段の話から。

 

私はどこかに行く場合はマリオット系列のホテルでの宿泊をまず考えますが、福岡、というか九州には、マリオット系のホテルはほぼ進出していないため、その点では宿泊候補がありません。

ですが、多少お金を出しても折角なら宿泊実績がポイントになるホテルがいいなと思ったので、

今回はグランドハイアット福岡に宿泊することを決め、併せてポイントを貯めるためにハイアット提供のホテルプログラム“WORLD OF HYATT"の無料一般会員になりました。

 

では、最初にホテルの情報から。

f:id:mahironnn:20201112134638j:image

“福岡市の中心・博多区に位置する高級ホテル、グランドハイアット福岡は、ビジネス・エンターテイメント・ショッピングの複合施設「キャナルシティ博多」に併設した便利なロケーションにあります。“

“ホテルの特徴
372の客室及びスイート
レストランと2つのバー
フィットネスクラブ「クラブ オリンパス」 (ジム、室内プール、ジャグジー、サウナ、バスエリア、リラクゼーションルーム)
2フロアに6つの宴会場と6つの会議室
1,064㎡のザ・グランド・ボールルーム
ウェディング施設 (ホワイトローズチャペルや神殿)
フォトスタジオ“

(以上、いずれも公式サイトより)

 

canal(運河)を名に冠する商業施設に隣接したホテルです。目の前には川が広がっています。

当日ですが、京都から新幹線で博多へ。駅西側の出口からキャナルシティに向かって15分ほど歩けば到着です。

 

正面エントランス。キャナルシティ側からも入ることが出来ます。

f:id:mahironnn:20201112134738j:image
f:id:mahironnn:20201112134732j:image

 

日中のロビーの写真を撮り忘れましたが、白檀?百合?品のある甘い匂いがしていて、ラウンジやフロントからは絶えず人の声と音がします。商業施設に隣接していることもあるのか、独特の活気を感じられます。

 

 

今回は6階のお部屋をアサイン。

1フロアに50室ほどあります。

とても広く入り組んでいて、まるで迷宮のよう。

f:id:mahironnn:20201112134924j:image
f:id:mahironnn:20201112134929j:image
f:id:mahironnn:20201112134933j:image
f:id:mahironnn:20201112134937j:image

 

スーペリア相当のツインのお部屋(37平米)でした。

当初はモデレートのお部屋を予約していたのですが、チェックイン時に無償アップグレードを貰えました。

通常、一般会員では客室アップグレードは特典にありません。

平日の宿泊だったから?

ともかく、運が良かったのだと思います。

 

f:id:mahironnn:20201112135030j:image
f:id:mahironnn:20201112135034j:image

 

1人での滞在ですが、ツインベッドルームも良いものですよ。

片方は寛ぎ専用、もう片方は寝台専用に使い分けができますし......。
f:id:mahironnn:20201112135026j:image

f:id:mahironnn:20201112162352j:image

 

窓辺に置かれたソファ。主にここで過ごしました。

窓からは那珂川、そして対岸に中洲の繁華街が見えます。
f:id:mahironnn:20201112135021j:image

f:id:mahironnn:20201112135217j:image

 

ライティングデスクは小さめ。

滞在中は物置にしていました。
f:id:mahironnn:20201112135017j:image

f:id:mahironnn:20201112161508j:image

 

両ベットサイドにはそれぞれに目覚まし時計と電話。

f:id:mahironnn:20201112161850j:image
f:id:mahironnn:20201112161855j:image

 

ミニバー。ルームサービスは良心的な値段、もちろんネスプレッソも。

f:id:mahironnn:20201113223641j:image

f:id:mahironnn:20201113223805j:image

f:id:mahironnn:20201113223843j:image

 

 

続いてバスルーム。

このホテルの客室において、最も特徴的なエリアだと思います。

ガラスと鏡に溢れています。

f:id:mahironnn:20201112162618j:image
f:id:mahironnn:20201112162612j:image

 

広々としています。バスルームだけで客室の1/3を占めるそうです。

深く大きな浴槽は脚を伸ばしてゆったりと入浴できます。

入浴中に天井を見上げると、湯船に貯めたお湯のゆらめきが反射して、きらきら光っていました。

f:id:mahironnn:20201112162924j:image

 

 

沢山のガラスと鏡は、水を美しく見せるための仕組みのようです。

ちなみに、レインシャワーも設置されています。

f:id:mahironnn:20201112162928j:image
f:id:mahironnn:20201112163401j:image

 

バスアメニティはBalmain。

これが本当によかった!

洗浄力は文句なし、白眉なのはその香りで、トップは百合や水仙の匂い、時間が経つとバニラっぽい匂いに変わります。

f:id:mahironnn:20201112163912j:image
f:id:mahironnn:20201112163909j:image

 

さて、このホテルですが、夜には少し顔が変わります。

近接しているキャナルシティでは、施設の中を水が流れており......。

f:id:mahironnn:20201113224116j:image

f:id:mahironnn:20201113224352j:image

 

15分おきくらいに、噴水がこのようにライトアップされます。

f:id:mahironnn:20201113224747j:image
f:id:mahironnn:20201113224912j:image

 

滞在中にはプロジェクションマッピングもやっていました。

f:id:mahironnn:20201113224751j:image 

f:id:mahironnn:20201113225234j:image

 

ロビーからの写真です。

f:id:mahironnn:20201113224755j:image

f:id:mahironnn:20201113225845j:image

 

このホテルは95年に開業しており、造り自体にその時代のシティホテルらしい華やかな雰囲気があります。

そこに加えてキャナルシティという施設の持つ、水を上手く使うという特徴が溶け合い、独特の豪奢さを感じられます。

f:id:mahironnn:20201113225850j:image
f:id:mahironnn:20201113225840j:image

また、ロビー階にはウルフギャング・ステーキハウスが居を構えています。

感染症対策で開け放たれた扉から漂う、牛肉とソースのいい匂いが、フロア全体に充満していて、

色鮮やかなイルミネーションと合わさり、五感全てへ響く舞台装置となって、最高にデカダンな雰囲気を味わえます。

f:id:mahironnn:20201113230511j:image

 

夜のエレベーターホールと客室。

f:id:mahironnn:20201113224125j:image
f:id:mahironnn:20201113224120j:image

 

ルームサービスではクラブサンドウィッチをいただきました。

具はBLTに加えて厚焼き玉子と鶏胸肉。

シンプルですがおいしかったです。

f:id:mahironnn:20201113231216j:image

 

ある人が、「都会の特定のホテルではあえてカーテンを薄く開けて眠る。街のエネルギーを感じれるので」という趣旨のことをおっしゃっていましたが、さてさて......。

f:id:mahironnn:20201113230937j:image

 

 

以上、3日間の滞在はこんな感じでした。

今回の宿泊は旅行目的ではなかったですし、急な宿泊であったため、当日は正直、“寝られればそれで良い“というぐらいの気持ちだったのですが、

アップグレードをはじめとして、グランドハイアットが持つ独特の豪奢さと活気を感じつつも堅苦しすぎない雰囲気の中で、滞在中は居心地よく過ごさせていただきました。

次回は是非とも、所用ではなく旅行としてこのホテルを訪れたいなと思いました。

 

最後に、話は変わりますが、

今回の宿泊は、20年近く前のハイアットレジデンス滞在以来、人生2度目のハイアット宿泊であり、当時幼いながら感じていたスタイリッシュな印象が良かったことから、ハイアットというブランドに対していいイメージがありました。

その後、家族が蜜月であったヒルトンを選ばず、マリオットの手を取った私ですが、

今回の滞在を終えたいまは、マリオットだけではなくハイアットとも無理のない範囲でいい関係を築いておきたいなあ......と思っています(隠語)。

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 宿泊記(2020.09.06~07)

久々にホテル泊まったので宿泊記を。

4travelに書いとけよって感じですが......。

表題の通り、京都にあるマリオット系列のホテル、『翠嵐 ラグジュアリーコレクション』 に9月6日に1泊したのでそのことを書いていきます。コロナ禍の中での対応についても触れていきます。

本題に入るその前に、前座の話をひとつ。

 

 

実は7月に耳が聞こえなくなってしまって、病院で低音感音性難聴と診断されました。低音が聴こえないタイプの難聴で、耳詰まり感と痛みもあります。薬飲んだりすればすぐ改善します。

難聴の程度としては軽~中度の聴き辛さを発症するもので、私もそんな感じだったのですが、結構再発しやすいらしく、実際私もこれを書いてる時点で心持ち聞き取り辛かったり痛みを感じることもそこそこあります(病院行きたくないなあ......)。

さて、この病気ですが、疲労やストレスが原因で発症することが多いらしく、正直に言うと心当たりしかありませんでした(仕事やお金や人生や仕事や、仕事のこと)。

「ああ頑張りすぎは良くないな...」

「あと、何かしたほうがいいな(ストレスを発散したほうがいいな)」と思った私は、

 

その週のうちに翠嵐の予約を取っていました。。とても安かったので。。

以前に書いたことがあると思いますけど、私はマリオット系列のホテルのゴールド会員で、正規の値段以上に安く宿泊できたりしまして、他にも会員としては、宿泊に使用出来るポイントや、宿泊時のアップグレードなど色んなメリットを享受出来たりしてます。

なので必然的にどこか宿泊する時はマリオット系列のホテルを考えることになり。。その縁で翠嵐の宿泊を決めました。

 

 

 

では、いよいよ宿泊記、本題です。

まずはホテルの情報から。

f:id:mahironnn:20200913200104j:image

f:id:mahironnn:20200913190733p:image

 

※出典元

https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/ukylc-suiran-a-luxury-collection-hotel-kyoto/

 

運営は信頼と実績の森トラストさん。繁忙期には1泊10万に届く日も。

立地ですが京都市の西側、風光明媚で有名な観光地、嵐山にあります。

 

宿泊が近づいてくると、ホテルからメールが届きます。

こんな感じです。

f:id:mahironnn:20200913190836j:image

 

付帯サービスとして、人力車orタクシーでの送迎が1回(送迎どちらか)付いてくるのでその予約をします。私は人力車をお願いしました。

以下の地図でも示してますが、阪急嵐山駅に迎えに来てもらうと、人力車で渡月橋を渡る経験ができます。

f:id:mahironnn:20200913191025p:image

 

さて、当日ですが、阪急嵐山駅につくと、改札をでたところで車夫さんがプラカードを持って待っています。予約していた旨伝えると、車まで案内していただけます。

f:id:mahironnn:20200913191102j:image
f:id:mahironnn:20200913191056j:image

 

道中は観光案内をしてくださいます。

この車夫さんですが、嵐山で営業されているえびす屋さんの方なので普段から嵐山を走られています。

f:id:mahironnn:20200913195630j:image
f:id:mahironnn:20200913195634j:image
f:id:mahironnn:20200913195644j:image

 

生まれて初めて人力車に乗ったんですけど、意外と揺れませんでした。風が吹き抜けていって気持ちいいですし、スピードも早過ぎず遅すぎずで心地よかったです。

非日常って感じで、旅だなあって感じでした(京都市在住だけどね!)

 

 

さて、いよいよ到着です。

ドアマンの方に荷物を渡して1階のレセプションへ。武家屋敷のようで美しいアプローチ。元々は川崎重工業創業者の別荘だったとのこと。

鳥の声と風にそよぐ木の葉の音に趣があって、曇り空も相まって世俗から隔離されてる感じがとてもいいです。

f:id:mahironnn:20200913191341j:image
f:id:mahironnn:20200913191334j:image
f:id:mahironnn:20200913191328j:image
f:id:mahironnn:20200913191323j:image

 

ウェルカムドリンクは冷やした煎茶でした。

f:id:mahironnn:20200913191416j:image

ここで客室のアップグレードについての説明あり。なってて良かったゴールド会員(アプリで通知来てたから前日に知っていたんだけどね。。)。

レセプションの写真を撮り忘れましたが、客室エリアとレセプションはカードキー解除のセキュリティで仕切られています。

 

 

コロナ対策でお部屋への案内はなし。

小さな中庭を通った先に客室エリアがあります。

アサインされたのは1階の柚葉(ゆずのは)というお部屋でした。まるで和風旅館、ほんとに外資系ホテル?

f:id:mahironnn:20200913191514j:image
f:id:mahironnn:20200913191518j:image
f:id:mahironnn:20200913191509j:image

 

部屋の広さ的にはデラックス相当です。

まずはベッドエリア。部屋の手前側です。

シモンズ製のベッド、ふかふかでした。

f:id:mahironnn:20200913191740j:image

f:id:mahironnn:20200913201508j:image

f:id:mahironnn:20200913191748j:image

f:id:mahironnn:20200913191757j:image
f:id:mahironnn:20200913191744j:image

 

目の前は収納スペース。

鏡面仕上げの和風キャビネットがかわいいです。

f:id:mahironnn:20200913192137j:image
f:id:mahironnn:20200913192140j:image

 

ミニバーは写真がぶれていたのでスナックだけ。お水は月桂冠でした。
f:id:mahironnn:20200913192128j:image
f:id:mahironnn:20200913192133j:image

f:id:mahironnn:20200913194744j:image

 

次に和室エリア。

f:id:mahironnn:20200913192625j:image
f:id:mahironnn:20200913192629j:image

テーブルの上にウェルカムギフトが置いてありました。

中身は抹茶クッキーやミックスベリーなど。

f:id:mahironnn:20200913192656j:image

f:id:mahironnn:20200913192716j:image

ここでお茶を飲んで過ごすことが多かったです。鉄瓶が熱かったかな......。

 

 

続いてバスルーム。

お手洗いはネオレスト。蓋は自動で開閉しません。

お楽しみタイムことアメニティは、スウェーデン発のブランド、バイレード。

あと黒に紅葉柄の手鏡が可愛かったです。

f:id:mahironnn:20200913193034j:image
f:id:mahironnn:20200913193029j:image
f:id:mahironnn:20200913193038j:image
f:id:mahironnn:20200913193042j:image

翠嵐の石鹸、という柚子の香りの石鹸もあります。お値段なんと4個入りで2700円とのこと。

ドライヤーはレプロナイザー。4万円とのこと。

f:id:mahironnn:20200913193259j:image
f:id:mahironnn:20200913193305j:image

 

最後にお庭。なんとお庭がついています。

ほんとに外資系ホテル?(2回目)

f:id:mahironnn:20200913193507j:image
f:id:mahironnn:20200913193512j:image

 

そしてこの柚葉というお部屋、なんと露天風呂がついています。

嵐山には源泉があって、そこから引っ張っている本物の温泉です。

f:id:mahironnn:20200913193737j:image

 

ところで、実は翠嵐には、人力車以外にもうひとつ、"シャンパンディライト"という付帯サービスがあります。

ホテルの中の施設には、"茶寮 八翠"という夕方5時まで開店しているカフェ(ラウンジ)があるんですが、宿泊者は閉店後7時頃まで、このラウンジでシャンパンやワイン、ソフトドリンクを無料でいただくことができます。翠嵐にはクラブラウンジがないので代わりに提供されているサービスです。

一時期は部屋のミニバー無料として、中止していたシャンパンディライトですが、滞在時には復活しており、コロナ対策で通常より座席間隔を広くして営業していました。

 

 

画像はロゼのシャンパン(ラベルをチラ見しましたがたぶんモエです)。

f:id:mahironnn:20200913193826j:image
f:id:mahironnn:20200913193834j:image

 

おつまみも出てきます。手前から、トリュフ入のテリーヌ?、左の緑色が抹茶チョコ。右が黒豆。
f:id:mahironnn:20200913193830j:image

 

八翠にはテラスがありまして、保津川に面しており、この時期は爽やかな風と嵐山の緑が心地よいと聞いていたのですが、残念ながら当日は台風の影響で雨が降っていて解放されていませんでした。

なお1人客は私だけ。その分、かえって気を遣っていただけたようで(たとえば常にドリンクの状況に気を配っていただけたり)ありがたかったです。

 

 

 

手ブレしている写真が多くてあまり写真を貼れませんが、夜の共用エリアはこんな感じです。

f:id:mahironnn:20200913194350j:image
f:id:mahironnn:20200913194340j:image
f:id:mahironnn:20200913194345j:image

 

お部屋の庭もこんな感じにライトアップされています。

f:id:mahironnn:20200913194415j:image
f:id:mahironnn:20200913194419j:image

 

なお、ウイルス対策でターンダウンはありませんでした。

 

しばらくのんびりしているとお腹が空いたので晩ご飯を食べます。

翠嵐には"京 翠嵐"というレストランがあるんですが、さすが五つ星という値段でとても無理なので、ルームサービスをお願いすることにしました。

(ちなみに、翠嵐から歩いて行ける範囲で晩ご飯を食べるお店はほぼありません)

f:id:mahironnn:20200913195832p:image

牛丼か鰻丼かサンドイッチ+サラダで考えたんですが、結局鰻にしました。

普通においしかったです。

f:id:mahironnn:20200913194541j:image

 

なお、感染症対策でセット等のサービスはなく、部屋の前でトレイの受け渡しです。

食べ終わったらレセプションに電話をして下げてもらいます。

 

その後はお風呂に入りました。 

先ほども紹介したアメニティのバイレードですが、とても匂いがいいです。柑橘系とグリーンが絶妙に調和しています。

特にボディローションは付けているだけで気分が昂揚します。

ただ、シャンプーの泡立ちはそんなに無いので、その点好みは別れるかもしれません(私は泡立つ方が好き)

f:id:mahironnn:20200913194700j:image
f:id:mahironnn:20200913194653j:image

 

お風呂は41℃に設定してあるとのこと。

詳しくは分かりませんが、お湯の感触が柔らかく、肌がつるつるになりました。そういう泉質なのかも知れません。

 

 

その後、熟睡していて起きたら7時でした。

もう少し早く起きれたら早朝の嵐山を散策したかったのですが······。

朝食も頼んでいなかったので、お部屋でのんびり過ごしました(2回も入浴しました)

こんな感じで日本酒を飲みながらお風呂に入りました。蝉の鳴き声と抜けていく風の感覚がたまりませんでした。贅沢、という言葉がしっくり来ました。

f:id:mahironnn:20200913194713j:image

 

そうこうしてる間にチェックアウト。

コロナ対策の特殊清掃の兼ね合いで、レイトチェックアウトはありませんでした。

 

 

 

宿泊記は以上です。ここからは感想。

本当に、素晴らしかったという感想に尽きます。温泉があるので、2泊してのんびりゆっくりするべきだとも思いました(またいつか行くことがあれば······)。

ハード面や付帯サービスに目が行くところではありますが、それと同じくらいホテリエの皆さんの心遣いや振舞いについても同じことを感じました。

私はそれほど多く関わる機会があった訳ではありませんが、例えばシャンパンディライトの際もそうでしたし、用があってレセプションに内線をかけたりした時も丁寧に接していただきましたし(受電時に苗字で呼ばれました。規模的に所謂スモールラグジュアリーなので全員把握してるのかもしれません)、

チェックアウト時にアプローチから門へ向かう道中で荷物を持っていただけた際には感想について訪ねられるだけでなく、タクシーの利用の有無やホテル近隣の駅への道筋、さらに追加のペットボトルのお水までいただきました。

恐らく何かお願いをしたりもっと接点を持つ機会があれば、より、この思いは強くなったのではないかと思います。老若男女の方がいらっしゃいましたが、比較的若い方が多く、その点も感じ入った点です。

よく考えれば、私は初めて、自分のお金で、1人で、五つ星ホテルに宿泊しました。こういう経験に馴れた人には当たり前の事なのかもしれませんが、私にとっては初めてのことでした。だからこそ感動したのかもしれません。

本当にいいホテルは、目に見えない部分、そこで働く人々が素晴らしいと、何事も経験してみなければわからないと、深く感じました。

 

また、今回の旅行(宿泊)は私にとっておおよそ2年ぶりの旅行(宿泊)になりました。

やっぱり旅はいいですね······。

目的の有無も問わず、行こうと思って宿を抑えた時点で旅は始まってるんだなあと思いました。例えば今回だったら、旅行鞄を新調したり、髪の色を変えたり······。

実際に旅してる時も色んなことを体験したり感じたりするわけで、これからも、いやこれからもっと、色々なところに行きたいなあ、体験したいなあと思いました。

 

 

おわり。

 

 

日々雑記(2020.04.29)

□今般の感染症に係る非常事態宣言の下、皆さま如何お過ごしでしょうか。

私の住む街は特定都市に指定されていて、買い物をしていたお店は休業し、観光客の姿どころか地元の人間も格段に姿を見せなくなり、職場では間引き出勤を実施しています。

皆さまもどうかご自愛くださいませ。

 

Twitterとかにも書いたんだけども、人と話すこと/人と関わることがものすごく苦痛に感じる。元々そういう人見知り的な傾向がなかった訳じゃないけど、近年本当に酷くなってる自覚がある。

しかも、電話や文字テキストのやり取りは苦じゃなくて、対面で話すことに困難を感じるという。。家族や慣れてる人とならある程度出来るし、飲酒してたりするとまだ会話が出来るので、多分異常に緊張してるんだと思う。

実際に心拍数が上がるのがわかるし、喉は張り付いたようになって声が出にくいし、顔が赤面してないか気になるし、発声する時にうわずるのも分かるし、手も震えるし、全身薄ら汗かいてる気もする(ここまで来ると盛ってるというか言い過ぎだな)。

きっと私は、ほかの人が怖いんだなと思う。どうしてそうなのかは分かっているような分かっていないような感じなのでまだここでは言語化しない。

 

話はちょっと変わるんだけど、昨日上司と個室で仕事の打ち合わせをしていて、その際に、私の課題は①時間管理(納期管理)と②健康管理だ、という話になった。

それで、①の状況(欠点の特徴のようなもの)として、

・やる気や成果・スピードにムラがあるという指摘

マルチタスクお手玉で事務処理を進めるよりも各個撃破で事務処理を進めるほうが得意か?という投げかけ

この2つが上司から出てきた。

後者についてはその場で認めて話が終わって、前者については、私は正直に、先に書いた『人と関わること(話すこと)が苦痛』ということ、それが原因で他人が介在する仕事は後回しにしてしまうことを簡潔に話した。

そうすると上司は腑に落ちたようで、「あなたが話しずらい/関わりにくい、そう感じている相手は、私やあなたの元上司や他の社員もそう思っていたりする」という話をしてくれた。

きっと上司は私が、強面だったり人物的に難がある人と折衝する時に心理的に難しさがあるのだと汲んで話をしてくれたんだと思う。

確かにそれもある。ただ、私は、全体的に関係性の薄い人とは安心感が持てなくて話がしにくいんだと自己認識していて、話してもらった状態と私の状態とは少しズレがあった。

だけれど正直、上司がこの話をしてくれたことでかなり救われたな、と感じている。私以外の人もある程度、ある種の心理的葛藤を抱えながらコミュニケーションを取っているというのがちょっと衝撃だった。

自分ひとりじゃないんだな、とも思ったし、何よりみんな上手くやってるように見えて内実では少なからず私と似たようなモノ(私ほどではないにせよ)なのかもしれないのかな、とも感じた。それなら私の場合も、私が自分自身に対して感じているよりも、他者から見れば問題・違和感のない範囲で意思疎通がある程度できているのではないのかな、とも思えるようになった。

 

話の最後、上司が「人との関わりあいのぶつかり稽古だな」と笑いながら言った。

ぶつかり稽古。本当にそうなのかもしれない。思えばここ数年、人とコミュニケーションを取ることを積極的に避けていたことは否定し難い事実だと思う。

本当に話してよかった。あまり人に自分の考えていることを話さなくなったので、正直勇気がいる事だった。少し楽になったように感じているし、真摯に対応してくれた上司に感謝したい。

 

ちなみに、私の課題であるところの②健康管理について打ち合わせの部屋から退出前に尋ねてみると、今般の感染症で単居だから心配、ということだった。

多分本当は、欠勤が人より多いことについてなんだろうな、と理解してる。上司は鋭いので今回私が話した件でメンタルヘルスについて留保している可能性もある。まあ今更だが。自分の心身の虚弱がつらい。

 

□無駄なお金を使わないようにしよう、と心がけて1ヶ月くらい過ごしてみた。概ね試みは成功している、ん、だけど、さっきZOZOTOWNで""運命""を感じる服があった。

タイムセールは日付が変わるまでで、残り1点。無駄な出費をするための心の準備がまだ出来てなくて、その先延ばしでこの文章を書いていた。紅茶を飲みながら。

紅茶。前に、ピーチ&アプリコットなる茶葉を買っていて、正直味が合わなくて(あまりおいしくなくて)一旦飲むのを辞めていた。今日はそれを飲んでいる。

砂糖が貴重だった時代、ロシア圏では代用品として完熟果実を使ったジャムを舐めながら紅茶を飲んでいた。そのことを突然思い出して、だから私は今日紅茶を飲むにあたって、ジャムを入れた。舐めるのではなく投入した。紅茶にブルーベリーのジャムを入れた。それを今、飲んでいる。

肝心の味だが、……これが特に可も不可もない味で、勧めるのも不味いと話をするほどでもない。ただ、自分はまた、こんな風にソファに横になってジャム入りの紅茶を飲むんだろうな、と考えている。嫌いじゃないよこれ。

 

今夜はこのアルバム。

Blame It on the Bossa Nova (Remastered)" by Eydie Gorme via @AWA_official https://mf.awa.fm/35dViG2

 

今日はここまで。