翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 宿泊記(2020.09.06~07)

久々にホテル泊まったので宿泊記を。

4travelに書いとけよって感じですが......。

表題の通り、京都にあるマリオット系列のホテル、『翠嵐 ラグジュアリーコレクション』 に9月6日に1泊したのでそのことを書いていきます。コロナ禍の中での対応についても触れていきます。

本題に入るその前に、前座の話をひとつ。

 

 

実は7月に耳が聞こえなくなってしまって、病院で低音感音性難聴と診断されました。低音が聴こえないタイプの難聴で、耳詰まり感と痛みもあります。薬飲んだりすればすぐ改善します。

難聴の程度としては軽~中度の聴き辛さを発症するもので、私もそんな感じだったのですが、結構再発しやすいらしく、実際私もこれを書いてる時点で心持ち聞き取り辛かったり痛みを感じることもそこそこあります(病院行きたくないなあ......)。

さて、この病気ですが、疲労やストレスが原因で発症することが多いらしく、正直に言うと心当たりしかありませんでした(仕事やお金や人生や仕事や、仕事のこと)。

「ああ頑張りすぎは良くないな...」

「あと、何かしたほうがいいな(ストレスを発散したほうがいいな)」と思った私は、

 

その週のうちに翠嵐の予約を取っていました。。とても安かったので。。

以前に書いたことがあると思いますけど、私はマリオット系列のホテルのゴールド会員で、正規の値段以上に安く宿泊できたりしまして、他にも会員としては、宿泊に使用出来るポイントや、宿泊時のアップグレードなど色んなメリットを享受出来たりしてます。

なので必然的にどこか宿泊する時はマリオット系列のホテルを考えることになり。。その縁で翠嵐の宿泊を決めました。

 

 

 

では、いよいよ宿泊記、本題です。

まずはホテルの情報から。

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※出典元

https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/ukylc-suiran-a-luxury-collection-hotel-kyoto/

 

運営は信頼と実績の森トラストさん。繁忙期には1泊10万に届く日も。

立地ですが京都市の西側、風光明媚で有名な観光地、嵐山にあります。

 

宿泊が近づいてくると、ホテルからメールが届きます。

こんな感じです。

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付帯サービスとして、人力車orタクシーでの送迎が1回(送迎どちらか)付いてくるのでその予約をします。私は人力車をお願いしました。

以下の地図でも示してますが、阪急嵐山駅に迎えに来てもらうと、人力車で渡月橋を渡る経験ができます。

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さて、当日ですが、阪急嵐山駅につくと、改札をでたところで車夫さんがプラカードを持って待っています。予約していた旨伝えると、車まで案内していただけます。

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道中は観光案内をしてくださいます。

この車夫さんですが、嵐山で営業されているえびす屋さんの方なので普段から嵐山を走られています。

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生まれて初めて人力車に乗ったんですけど、意外と揺れませんでした。風が吹き抜けていって気持ちいいですし、スピードも早過ぎず遅すぎずで心地よかったです。

非日常って感じで、旅だなあって感じでした(京都市在住だけどね!)

 

 

さて、いよいよ到着です。

ドアマンの方に荷物を渡して1階のレセプションへ。武家屋敷のようで美しいアプローチ。元々は川崎重工業創業者の別荘だったとのこと。

鳥の声と風にそよぐ木の葉の音に趣があって、曇り空も相まって世俗から隔離されてる感じがとてもいいです。

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ウェルカムドリンクは冷やした煎茶でした。

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ここで客室のアップグレードについての説明あり。なってて良かったゴールド会員(アプリで通知来てたから前日に知っていたんだけどね。。)。

レセプションの写真を撮り忘れましたが、客室エリアとレセプションはカードキー解除のセキュリティで仕切られています。

 

 

コロナ対策でお部屋への案内はなし。

小さな中庭を通った先に客室エリアがあります。

アサインされたのは1階の柚葉(ゆずのは)というお部屋でした。まるで和風旅館、ほんとに外資系ホテル?

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部屋の広さ的にはデラックス相当です。

まずはベッドエリア。部屋の手前側です。

シモンズ製のベッド、ふかふかでした。

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目の前は収納スペース。

鏡面仕上げの和風キャビネットがかわいいです。

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ミニバーは写真がぶれていたのでスナックだけ。お水は月桂冠でした。
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次に和室エリア。

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テーブルの上にウェルカムギフトが置いてありました。

中身は抹茶クッキーやミックスベリーなど。

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ここでお茶を飲んで過ごすことが多かったです。鉄瓶が熱かったかな......。

 

 

続いてバスルーム。

お手洗いはネオレスト。蓋は自動で開閉しません。

お楽しみタイムことアメニティは、スウェーデン発のブランド、バイレード。

あと黒に紅葉柄の手鏡が可愛かったです。

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翠嵐の石鹸、という柚子の香りの石鹸もあります。お値段なんと4個入りで2700円とのこと。

ドライヤーはレプロナイザー。4万円とのこと。

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最後にお庭。なんとお庭がついています。

ほんとに外資系ホテル?(2回目)

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そしてこの柚葉というお部屋、なんと露天風呂がついています。

嵐山には源泉があって、そこから引っ張っている本物の温泉です。

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ところで、実は翠嵐には、人力車以外にもうひとつ、"シャンパンディライト"という付帯サービスがあります。

ホテルの中の施設には、"茶寮 八翠"という夕方5時まで開店しているカフェ(ラウンジ)があるんですが、宿泊者は閉店後7時頃まで、このラウンジでシャンパンやワイン、ソフトドリンクを無料でいただくことができます。翠嵐にはクラブラウンジがないので代わりに提供されているサービスです。

一時期は部屋のミニバー無料として、中止していたシャンパンディライトですが、滞在時には復活しており、コロナ対策で通常より座席間隔を広くして営業していました。

 

 

画像はロゼのシャンパン(ラベルをチラ見しましたがたぶんモエです)。

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おつまみも出てきます。手前から、トリュフ入のテリーヌ?、左の緑色が抹茶チョコ。右が黒豆。
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八翠にはテラスがありまして、保津川に面しており、この時期は爽やかな風と嵐山の緑が心地よいと聞いていたのですが、残念ながら当日は台風の影響で雨が降っていて解放されていませんでした。

なお1人客は私だけ。その分、かえって気を遣っていただけたようで(たとえば常にドリンクの状況に気を配っていただけたり)ありがたかったです。

 

 

 

手ブレしている写真が多くてあまり写真を貼れませんが、夜の共用エリアはこんな感じです。

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お部屋の庭もこんな感じにライトアップされています。

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なお、ウイルス対策でターンダウンはありませんでした。

 

しばらくのんびりしているとお腹が空いたので晩ご飯を食べます。

翠嵐には"京 翠嵐"というレストランがあるんですが、さすが五つ星という値段でとても無理なので、ルームサービスをお願いすることにしました。

(ちなみに、翠嵐から歩いて行ける範囲で晩ご飯を食べるお店はほぼありません)

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牛丼か鰻丼かサンドイッチ+サラダで考えたんですが、結局鰻にしました。

普通においしかったです。

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なお、感染症対策でセット等のサービスはなく、部屋の前でトレイの受け渡しです。

食べ終わったらレセプションに電話をして下げてもらいます。

 

その後はお風呂に入りました。 

先ほども紹介したアメニティのバイレードですが、とても匂いがいいです。柑橘系とグリーンが絶妙に調和しています。

特にボディローションは付けているだけで気分が昂揚します。

ただ、シャンプーの泡立ちはそんなに無いので、その点好みは別れるかもしれません(私は泡立つ方が好き)

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お風呂は41℃に設定してあるとのこと。

詳しくは分かりませんが、お湯の感触が柔らかく、肌がつるつるになりました。そういう泉質なのかも知れません。

 

 

その後、熟睡していて起きたら7時でした。

もう少し早く起きれたら早朝の嵐山を散策したかったのですが······。

朝食も頼んでいなかったので、お部屋でのんびり過ごしました(2回も入浴しました)

こんな感じで日本酒を飲みながらお風呂に入りました。蝉の鳴き声と抜けていく風の感覚がたまりませんでした。贅沢、という言葉がしっくり来ました。

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そうこうしてる間にチェックアウト。

コロナ対策の特殊清掃の兼ね合いで、レイトチェックアウトはありませんでした。

 

 

 

宿泊記は以上です。ここからは感想。

本当に、素晴らしかったという感想に尽きます。温泉があるので、2泊してのんびりゆっくりするべきだとも思いました(またいつか行くことがあれば······)。

ハード面や付帯サービスに目が行くところではありますが、それと同じくらいホテリエの皆さんの心遣いや振舞いについても同じことを感じました。

私はそれほど多く関わる機会があった訳ではありませんが、例えばシャンパンディライトの際もそうでしたし、用があってレセプションに内線をかけたりした時も丁寧に接していただきましたし(受電時に苗字で呼ばれました。規模的に所謂スモールラグジュアリーなので全員把握してるのかもしれません)、

チェックアウト時にアプローチから門へ向かう道中で荷物を持っていただけた際には感想について訪ねられるだけでなく、タクシーの利用の有無やホテル近隣の駅への道筋、さらに追加のペットボトルのお水までいただきました。

恐らく何かお願いをしたりもっと接点を持つ機会があれば、より、この思いは強くなったのではないかと思います。老若男女の方がいらっしゃいましたが、比較的若い方が多く、その点も感じ入った点です。

よく考えれば、私は初めて、自分のお金で、1人で、五つ星ホテルに宿泊しました。こういう経験に馴れた人には当たり前の事なのかもしれませんが、私にとっては初めてのことでした。だからこそ感動したのかもしれません。

本当にいいホテルは、目に見えない部分、そこで働く人々が素晴らしいと、何事も経験してみなければわからないと、深く感じました。

 

また、今回の旅行(宿泊)は私にとっておおよそ2年ぶりの旅行(宿泊)になりました。

やっぱり旅はいいですね······。

目的の有無も問わず、行こうと思って宿を抑えた時点で旅は始まってるんだなあと思いました。例えば今回だったら、旅行鞄を新調したり、髪の色を変えたり······。

実際に旅してる時も色んなことを体験したり感じたりするわけで、これからも、いやこれからもっと、色々なところに行きたいなあ、体験したいなあと思いました。

 

 

おわり。